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St. BENEDICTUS

  • 2025年9月24日
  • 読了時間: 2分

Origine:France

Époque :19e siècle

Hauteur:33 cm

Matériau:plâtre

Vendu





19世紀フランス、石膏で形づくられた聖ベネディクトゥス像


西欧修道士の父と称され、その精神は後のヨーロッパの歴史に大きな影響を与えました。ベネディクトゥスはヨーロッパの守護聖人としても知られ、彼が創設したモンテ・カッシーノ修道院を中心に広まった戒律は中世以降の西欧修道院文化の基盤となりました。


修道衣を纏ったベネディクトゥスの右手には、彼自身が定めたベネディクトゥスの戒律 が掲げられています。この戒律は「祈り、かつ働け(Ora et Labora)」というモットーに基づき、西欧修道院の基本準則として広まり、学問・農業・文化の継承にも大きく寄与しました。現在でもこの戒律に従う修道会はベネディクト会と呼ばれ、その精神は脈々と受け継がれています。


足元に配されたパンを咥えた鳥はベネディクトゥスが日々の糧であるパンを分け与え、深い信頼を寄せていた野生のカラスです。この像は彼の名声を妬んだ司祭フィオレンツォが贈った毒入りのパンから、聖人を守ったという逸話に基づいています。ベネディクトゥスがパンの毒を察知しカラスに「遠方へ捨ててくるように」と命じるとカラスは聖人を救うべくその命に従い、毒パンを咥えて飛び去ったと伝えられています


左手に携えた司教杖は単なる権威の象徴ではなく修道士たちを導く「善き羊飼い」としての慈愛と規律を示しています。本作の杖は繊細な針金細工で独立した構造になっており取り外しも可能です。この仕様は聖人の象徴(アトリビュート)を際立たせる、石膏工芸ならではの細やかな工夫がうかがえます。







 
 
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