GalileoGalilei Photograph
- 2025年8月29日
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更新日:45 分前
France :19e siècle
Hauteur:32 cm
Largeur:27 cm
Profondeur:4 cm
Vendu
1818年にイタリア人彫刻家 ドメニコ・マネーラ(Domenico Manera, 1772 - 1825)によって制作された偉人 ガリレオ・ガリレイ (Galileo Galilei 1564 - 1642)の大理石胸像を、後に木製フレームに収めた作品です。ガリレオは天文学、物理学、数学の各分野において革新的な発見を行い、近代科学の発展に大きく貢献しました。
1818年は科学史における転換点であり、ガリレオが地動説をめぐり教会と対立してから約200年、19世紀初頭カトリック教会が地動説を事実上容認し、彼の著作が禁書目録から外される直前という極めて象徴的な時期にあたります。本作はガリレオが「異端者」から「英雄」へと公に再評価され、近代科学の象徴として顕彰されるようになった時代の空気感を象徴する歴史的資料といえます。
本品の制作年はフレームに組み込まれたフランス語の聖人暦(Calendrier des Saints)から1873年と特定されます。聖人暦とはカトリックの伝統に基づき、365日の各日に守護聖人を割り当てたもので、主要な典礼の日付が当時の曜日配列と完全に一致していることがその証左となります。
ドメニコ・マネーラはイタリアの新古典主義(ネオクラシシズム)の彫刻家であり著名な彫刻家アントニオ・カノーヴァの影響を受けつつ、独自のスタイルを持つ作品を制作したことで知られています。彼のガリレオ像もその代表例に挙げられます。モデルとなったオリジナルの胸像は、現在イタリア・ローマにあるMusei Capitolini(カピトリーノ美術館)にて展示、所蔵されています。


本品のモデルとなったガリレオ胸像
(カピトリーノ美術館)

